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Moto G4 PlusとZenFone 3を比較して気になったこと

7月13日にMotorolaからMoto G4 Plusの日本販売が発表されました。 少し前から日本での発売が聞こえてきていましたが、12日に台湾でZenFone 3(ZE552KL)の発表が行われた翌日の発表ということで、Motorolaの日本展開が強く意識されているように思えました。

そんなMoto G4 Plusですが、日本では初となるLTE+3GのデュアルSIMデュアルスタンバイ機として登場するようで、以前よりAsusのZenFone 3が同じデュアルスタンバイ機となる情報が出ており、日本でも発売されると予想されていただけに今回の発表タイミングはASUSを意識してのものかと疑ってしまいます。

ASUS ZenFone 3は日本発売未発表ですが、同じような価格帯・スペックとなる両機を比較して、個人的に気になった点をまとめてみます。(2016/07/17時点)

Moto G4 Plus/Zenfone 3のスペック

各メーカーの日本版ページに記載がないのでグローバルモデルを参考としています。日本で発売されるモデルと差異があると思われますので参考程度に。

  Moto G4 Plus Zenfone 3(ZE552KL)
ディスプレー 5.5インチFHD(1920×1080) 5.5インチFHD(1920×1080)
サイズ・重さ 152 x 76.5 x 7.87(カメラ部9.78)mm 155g 152.59 x 77.38 x 7.69mm 155g
OS Android 6.0.1 ※7.0アップデート保証 Android 6.0(ZenUI3.0)
CPU・GPU Qualcomm Snapdragon 617 octa-core
Adreno 405
Qualcomm Snapdragon 625 octa-core
Adreno 510
RAM 2GB / 3GB 3GB / 4GB
ROM 16GB / 32GB 32GB / 64GB
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n 802.11 b/g/n/ac
SIM・SDスロット SIM1 MicroSIM + SIM2 MicroSIM
MicroSDスロット(最大128GB)
SIM1 MicroSIM + SIM2 NanoSIM
NanoSIMスロットはMicroSDスロットと兼用(最大2TB)
カメラ 背面1600万画素 前面500万画素 背面1600万画素 前面800万画素
バッテリ 3000mAh(取外し不可) 3000mAh(取外し不可)
その他 撥水コーティング、Bluetooth 4.2、microUSB×1、指紋センサー Bluetooth 4.2、USB Type-C2.0×1、指紋センサー
対応バンド 3G:
W-CDMA 1/2/5/8/19
4G:
FDD 1/3/5/7/8/19/20/28
TD 40
3G:
W-CDMA 1/2/5/6/8/19
4G:
FDD 1/2/3/5/7/8/18/19/26/28
TD 38/39/40/41
価格 2GB/16GB 35,424円(税込)
3GB/32GB 38,664円(税込)
台湾 $9,990(約32,000 円)
Motorola Moto G4 Plusの気になる点(メリット・デメリット)

前からMotorola機が気になっておりやっと購入したのが、現在使用しているMoto X Styleです。そのため今回発表されたMoto G4 Plusも非常に興味ある機種の一つです。

この機種で気になった点は、対応バンドの3GにいわゆるFOMAプラスエリアのバンド6が対応していないことです。docomoのLTEで重要なバンド19には対応しているので、もしかするとFOMAプラスエリアも繋がるかもしれませんが、実際に試してみないと分かりません。ただデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)対応で、例えば音声通話(3G)をdocomoのかけ放題SIMで、データ通信(LTE)をMVNOのSIMとして、データ通信中に音声待受が可能です。これはZenFone 3でも同様となります。データ通信中の着信に出るとデータ通信は切断されますので、デュアルアクティブではない点は注意が必要です。

とは言っても毎月の維持費を抑えることができそうです。以前にdocomo音声通話とMVNOデータ通信の2台持ちについて記事にしていますが、この機種なら1台でそれが可能になるのが大きな利点です。

その他に防水機能はありませんが、撥水コーティングがなされているので多少の水滴は大丈夫と思われます。またUIは独自ではなくNexus機とあまり変わらない素のAndroidに近い状態となっており、端末を持って手首をひねるとカメラが起動するなどの独自機能も少しだけ搭載しているようです。これはMoto X Styleにも搭載されていますが重宝しています。

ASUS Zenfone 3(ZE552KL)の気になる点(メリット・デメリット)

Zenfone 3の対応バンドの3Gにバンド6がありますので、FOMAプラスエリアに対応しているとみて間違いないでしょう。この点は住む地域によっては重要となりますのでメリットと言えそうです。ただZenFone 3はSIMスロットの一つがMicroSDスロットと兼用となるため、MicroSDを使用する場合はデュアルスタンバイが利用できません。この点は注意が必要です。そのためかROMが32GB/64GBとMoto G4 Plusより多いです。

また価格が判明していませんが、今後主流となりそうなメモリ4GBを搭載している点も魅力です。たぶん3GB/32GBは5.2インチのZE520KLなので日本で発売あるかどうか不明。4GB/64GBがZE552KLとなると約40,000円となるのではと思っています。スペック的にはMoto G4 Plusより少し上回るので、同価格帯となればZenfone 3が有利かもしれません。

まとめ

どちらの機種も大変魅力的かと思います。普段使いであれば一長一短はあれどどちらの機種も満足いくのではと思います。私自身はMotorola機が気に入っていますが、以前にZenTourに参加させてもらったこともありますので、ASUS機もかなり気になる存在です。

Moto G4 Plusは7月22日発売予定で、現在Amazonで予約を受け付けております。価格は定価の38,664円(税込)となります。マーケットプレイスでも発売されるようですが、価格が高い設定となっているため予約される場合は注意してください。またすでにケースなどのアクセサリも出始めていて売り切れとなることも多いと予想されます。気になる方は早めの予約がよさそうです。

Zenfone 3はまだ国内での販売が発表されていませんが、海外通販サイトの「Expansys」では予約を受付けており(7月17日現在)、5.2インチのZE520KLが37,400円、5.5インチのZE552KLが41,900円となっています。端末価格の他に送料と国内到着時の関税が別途かかりますが、日本発売より早く手に入れたい方はExpansysで予約しておくと10USドルの割引があるので、少しお得に購入できます。日本のAmazonではマーケットプレイスのみ販売中となっています。こちらは思ったほど価格は高くないです。海外から輸入すると何かと手間がかかることや、海外からの輸入に抵抗がある方は日本のAmazonで購入するのもいいかもしれません。

追記(2016/07/19)
Expansysで5.2インチ版ZenFone 3(ZE520KL)の販売が開始されました。端末価格37,400円で送料+関税を入れると総額約41,000円ほどになると思われます。ただすでに入荷待ちとなっていますので、欲しい方は定期的にチェックしたほうが良さそうですね。

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