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デュアルスタンバイSIMフリースマホ(ミドルスペック)を比較

以前Moto G4 PlusとZenfone 3の比較した記事を書きましたが、それ以来、日本で販売されるデュアルスタンバイのSIMフリースマホが続々と出てきたので比較しておきたいと思います。

比較対象は、日本で正規販売されている機種を中心にミドルスペックの6機種を調査してみました。メーカーはMotorola/ASUS/ZTEとなります。

海外から個人輸入もできる機種がありますが、その場合、技適や対応周波数が未対応であるなど注意が必要です。可能な限り海外輸入版の価格も掲載しておきます。

調査は、2016年10月27日現在で、私が知り得た情報で実際に購入するなら!という思いで選んでいます。

スペックは各メーカーの日本版ページまたは記載がないものはグローバルモデルを参考としています。誤りがある場合がありますので参考程度に。

Moto G4 Plus/BLADE V7 MAX/AXON 7 mini

  Motorola
Moto G4 Plus
ZTE
Blade V7 MAX
ZTE
Axon 7 mini
OS Android 6.0 Android 6.0 Android 6.0
画面 5.5インチ
1920x1080
IPS
5.5インチ
1920x1080
IPS
5.2インチ
1920x1080
有機EL
2.5D加工
CPU Snapdragon617 Helio P10 MTK6755M Snapdragon617
GPU Adreno405 Mali-T860 MP2 Adreno405
RAM 3GB 3GB 3GB
ROM 32GB 32GB 32GB
microSD 128GB 128GB 128GB
背面カメラ
前面カメラ
1600万画素
500万画素
1600万画素
800万画素
1600万画素
800万画素
縦幅
横幅
厚さ
(mm)
152.9
76.5
7.87~9.78
154
77
7.2
147.5
71
7.8
重さ 155g 167g 153g
電池 3000mAh
TurboPower
3000mAh 2700mAh
QuickCharge2.0
SIM1
SIM2
microSIM
microSIM
nanoSIM
nanoSIM
(microSD兼用)
nanoSIM
nanoSIM(3G)
(microSD兼用)
カラー ブラック
ホワイト
ゴールド
シルバー
ゴールド
グレー
ポート microUSB USB Type-C USB Type-C
無線 a/b/g/n
Bluetooth4.1
b/g/n
Bluetooth4.0
b/g/n
Bluetooth4.1
センサー 指紋認証
加速度
ジャイロ
近接

Hub
GPS
指紋認証
コンパス
加速度
ジャイロ
近接
照度
ホール
GPS
指紋認証
電子コンパス
加速度
ジャイロ
近接

ホール
GPS
周波数 3G
band1
band2
band5
band8
band19
4G
band1
band3
band5
band7
band8
band19
band20
band28
band40
3G
band1
band6
band8
band19
4G
band1
band3
band5
band8
band19
3G
band1
band6
band8
band19
4G
band1
band3
band5
band8
band19
band28
band41
税込価格 38,664円 37,584円 42,984円

価格は2016年10月27日調べ

Motorola Moto G4 Plus

こちらは以前記事にした時には発売前でしたので、実機を確認できていませんでしたが、実際に購入した友人の話では特段引っかかりもなくサクサク動くとのことでした。CPUがSnapdragon 617ということで、一年前ほどに発売した同等のミドルスペック機に比べて性能は確実に上がっています。比較としてはSnapdragon 625との差が気になりますが、普段使いであれば目に見えて違いはないかと思われます。ただゲームを多用する方は625に比べて性能が落ちるようなので吟味した方がいいかもしれません。また外装はプラスチックなので、最近の金属外装の機種に比べてチープな感じがするかもしれません。ただ約38,000円でデュアルスタンバイ対応、他機種ではあまり見られないMicroSDスロットがSIMスロットと別にあるため、SIM2枚+MicroSDを使える点を踏まえてもコストパフォーマンスはいいかと思います。

ZTE Blade V7 Max

先日展示中の実機を確認してきましたが、今回比較した機種で最安値の割りに見た目はなかなか良い作りだと思いました。筐体の素材にはアルミ合金が使用されており、デザインもシンプルで持っていてもチープな感じはしないと思われます。CPUが今回唯一のMediaTek製となりますが、Helio P10はSnapdragon 625相当の性能との記事が見受けられるなど、性能面で特段劣るものではないようです。実際に使用したわけではないため確実なことは言えませんが、価格的に比較機種の中で最安、USBにType-Cが使われるなど、なかなか頑張っているなと思える機種です。

ZTE Axon 7 mini

BLADE V7 MAXと同じZTE製のAxon 7 miniは名前のとおりAxon 7の小型版となります。Axon 7はSnapdragon 820を搭載するなどハイスペックとなりますが、その廉価モデルであるAxon 7 miniはCPUにMoto G4 Plusと同じSnapdragon 617を搭載しており筐体はAxon 7と同じ金属性で、見た目はAxon 7をそのまま小さくしたという印象です。またこの機種の特徴はサウンド面の強化です。「Dolby Atmos」の採用やオーディオ専用チップ「AK4962」を搭載しており臨場感のある音質を楽しむことができるようです。またデュアルスピーカーを設けることでさらにその特徴を活かしています。価格は同CPU搭載のMoto G4 Plusより若干高くなっているため、音楽や動画をより楽しみたいと思う方は比較してみる価値がありそうです。注意点として、SIM2のスロットが3G専用となっているようで、docomo系の通話SIMはこちらに入れないとデータ通信が3Gとなってしまうことが挙げられます。

Moto Z Play/Zenfone 3/Zenfone 3 Deluxe

  Motorola
Moto Z Play
ASUS
ZenFone3
ZE520KL
ASUS
ZenFone3
ZS550KL
OS Android 6.0.1 Android 6.0.1 Android 6.0.1
画面 5.5インチ
1920x1080
有機EL
5.2インチ
1920x1080
IPS
2.5D加工
5.5インチ
1920x1080
IPS
2.5D加工
CPU Snapdragon625 Snapdragon625 Snapdragon625
GPU Adreno506 Adreno506 Adreno506
RAM 3GB 3GB 4GB
ROM 32GB 32GB 64GB
microSD 2TB 2TB 2TB
背面カメラ
前面カメラ
1600万画素
500万画素
1600万画素
800万画素
1600万画素
800万画素
縦幅
横幅
厚さ
(mm)
156.4
76.4
6.99
146.8
73.9
7.69
151.4
76.7
7.8
重さ 165g 144g 160g
電池 3510mAh
TurboPower
2650mAh 3000mAh
QuickCharge3.0
SIM1
SIM2
nanoSIM
nanoSIM
microSIM
nanoSIM
(microSD兼用)
microSIM
nanoSIM
(microSD兼用)
カラー ブラック
ホワイト
ブラック
ホワイト
ゴールド
シルバー
ポート USB Type-C USB Type-C USB Type-C
無線 a/b/g/n
Bluetooth4.0
a/b/g/n/ac
Bluetooth4.2
a/b/g/n/ac
Bluetooth4.2
センサー 指紋認証
加速度
ジャイロ
ホール
近接
磁気

オーディオモニター
GPS
指紋認証
電子コンパス
加速度
ジャイロ
近接
磁気

RGB
GPS
指紋認証
電子コンパス
加速度
ジャイロ
近接
磁気

RGB
GPS
周波数 3G
band1
band2
band4
band5
band6
band8
band19
4G
band1
band2
band3
band4
band5
band7
band8
band12
band17
band19
band20
band28
band38
band40
band41
3G
band1
band2
band5
band6
band8
band19
4G
band1
band2
band3
band5
band7
band8
band18
band19
band26
band28
band38
band39
band40
band41
3G
band1
band2
band5
band6
band8
band19
4G
band1
band2
band3
band4
band5
band7
band8
band12
band17
band18
band19
band20
band26
band28
band38
band39
band40
band41
税込価格 58,104円 42,984円 60,264円

価格は2016年10月27日調べ

Motorola Moto Z Play

こちらも展示中の実機を見てきましたが、俄然欲しくなるくらいデザイン性が良いと思えました。私がMotorola機を好んでいる面はありますが、背面のガラスパネルや側面の金属フレームによる板状の筐体は他機種とは異なるタイプかと思います。私は現在Moto X Styleを所有していますが、Motorola機は素のAndroidに近いこともあり、最新OSへのアップデートが期待できて、比較的早く実施されるのが特徴です。素のAndroidに近いのはUIに関しても同じで、Nexus機に近いUIとなっており、操作性で迷うことは少ないと思います。メーカー独自のUIも良い面はあり、否定するわけではありませんが個人的にはどうも好きになれないことが多いので、選ぶ時の要素のひとつに挙げてしまいます。

また今回日本で販売されるMotorola機はMoto Modsによる拡張ができるのも特徴のひとつです。バッテリを増やしたり、スマホ単体でプロジェクター投影が可能になったり、コンデジのように使えるカメラになるなど魅力的な背面カバーが別売りされます。スマートフォンを長く使うために拡張できる機能は個人的に歓迎なので、非常に気になる機種となります。

ASUS Zenfone 3(ZE520KL)/Zenfone 3 Deluxe(ZS550KL)

すでに数多く取り上げられているZenfone 3の5.2インチ版はすでに販売が開始されていますが、先日予想を上回る予約数により製造が困難となったことにより予約を一時停止したZenfone 3 Deluxeの下位モデルとなる5.5インチ版(ZS550KL)は10月28日に発売されます。5.2インチとの比較ではCPUこそ同じですが、メモリ4GBや容量を64GBに増やし、QuickCharge3.0を搭載するなど確実に性能がアップしています。その分価格が6万円を超えるため、今回比較機種で最高値となっていますが、デザイン性を加味してもミドルスペックとしては最高峰な機種と言えそうです。対応周波数も多く、auのVoLTEに対応している点も特徴と言えます。

まとめ

簡単に比較してみましたが、日本で購入すると海外輸入より高くなるのが現状です。技適が通った正規品であり、対応周波数がローカライズされて安心して使えるため致し方ないと思う反面、もう少し安く購入できたらとも思います。ただ国内キャリアモデルと比較しても価格を加味すればそれほど見劣りしない機種が多く出てきたことは喜ばしいかぎりです。今回比較した機種は主にdocomo系SIMでの利用を前提に考えており、通話用にdocomoSIMを、データ通信用にdocomo系MVNOを利用すれば毎月の維持費はかなり抑えられると思うので、興味のある方に少しでも参考になればと思います。

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